京都市山科区安朱にある瑞光院(ずいこういん)は、1613年鳥取県の若桜初代藩主山崎家盛が父・祖父の菩提を弔うために、現在の堀川通鞍馬口瑞光院前町に開創され、1657年赤穂藩主浅野家の祈願所となった。
元禄年間(1688-1703)初期、2世・陽甫が、播州赤穂城主・浅野内匠頭長矩夫人・瑤泉院(ようぜいいん)の親戚(瑶泉院の母・寿光院は陽甫の姪)に当たったことから、長矩は壇越になり、浅野家の祈願寺になる。
1701年浅野内匠頭が切腹後、供養塔が建てられ、1703年には赤穂浪士の遺髪が埋葬され遺髪塔が建立された。
1962年都市計画により、現在の山科に移転した。 |