『やさしい神楽(かぐら)入門』
この地方にふるくから農民の原始信仰である荒神祭りの神事としておこなわれていたものです。
文化文政の頃、成羽の神官西林国橋が古事記、日本書紀などの神話をもとにして、「天の岩戸開き」、「大国主の国ゆずり」「素戔鳴の尊の大蛇退治」の三編を芸能神楽として創案、この頃から農民娯楽となり、郷土民俗芸能としての今日に至っています。昭和54年2月、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
神楽には、宮(みや)神楽と、荒神(こうじん)神楽が、あります。
宮(みや)神楽
各神社の 秋祭りで 毎年奉納される神楽。
荒神(こうじん)神楽
各集落にある荒神様を おさめるために 7、13年ごとに 行われる神楽。
 
神楽の舞には、神舞(かみまい)と、神能(しんのう)舞が、あります。 
神舞(かみまい)
修抜(しゅうばつ)
役指之舞(やくざしのまい)
榊舞(さかきまい)
白董神事(びゃっかいしんじ)
導き之舞(みちびきのまい)
猿田彦之舞(さるだひこのまい)
猿田彦之舞(さるだひこのまい)
天孫降臨で 神が 日本に 降りてきたの時に、
悪魔を 払いのけながら 先導していった 四人で舞う 勇壮な舞い。  
神能(しんのう)舞 
江戸時代後半に 成羽町下日名の おんざき(御前神社)の神官 にしばやし こっきょう(西林国橋)が、日本の神話(古事記、日本書紀)を もとに 作り上げた舞い。
岩戸開き(いわとびらき)
 
国譲り(くにゆずり)
  
大蛇退治(おろちたいじ)

成羽町教育委員会発行 パンフレットより

神楽は おもろいよ テレビの 無い時代の 娯楽だよ
漫才
たちかろうとおんがく(音楽=太鼓)の会話
両神といなしぎの会話
ご存知 まつのうさん
チャンバラ 猿田彦の舞
格闘技 あらおに(荒鬼、)の舞
科学の授業 岩戸開き
昼間にあまてらすおおのかみが隠れて暗くなるということは、つまり『日食』の授業である。
   
   
   

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